#10
7月頭、私は自分の体調がよくなっていないこと、仕事にも身が入らないこと、一度しっかり休む・治療に専念したいことを上司に相談した。
幸い上司もメンタル疾患を経験していたため理解は早く、その方がいいと言ってくれた。
「REIさんには長く活躍してほしいので、無理して続けるよりしっかり休んで回復して欲しい」とまで言ってくれた。
私が目の前で泣いてしまったあの日から、2ヶ月が経っていた。2ヶ月間、それでもなんとか頑張ろうとしていたが限界だったらしい。
「このままじゃだめだ」と私の中の私からの信号だと思った。
ギリギリ働ける日もあるものの、このままじゃ何も成果が出せないと思った。具合悪くて休む日が増え有給はもう底を尽きていた。
何より「今日は仕事できるか・・・?いや無理かも、連絡しよう」と出勤時間になる前にものすごい葛藤と自分の体調を頑張って整えてみる時間があったため、そもそもその行為自体が負担だった。
ちなみに、休職というのは自分の意志でできるわけではない。
医者からの診断書の元、会社が合意した場合にできる。
私の場合は、まず上司には相談済みだったこと、
それを元に精神科の先生に相談をした。
今回のケースは医者から「休職した方がいい」と言われたわけではない。
しかし
・有給がもう残っていないこと
・リモートワークでも具合が悪くて休んでしまうこと
・一度しっかりと自分の体調と向き合いたいと思ったこと
・毎日仕事に出れるか、休むかで体に問いかけることにストレスを感じていること
以上のことから一度休職をしてしっかりと治したいと気持ちを伝えたところ、休んで様子見てみましょうという判断になった。
医者からは診断書をいただく。(保険適用の診察台とは別に発行に5000円くらいかかる)
その診断書を会社に送る。(まずは上司に写真を転送した)
私の会社の場合は、そのあと労務の人と面談をし、休職の手続き(手順)をした。
主にPC返却とかそういった類のものと、傷病手当の書類の説明だ。
PCを返却し、仕事の情報は一切入ってこないしできない状態になり、初めて思い切り休める気がした。
これが7月の1週目に相談して発行し、休みに入れたのは2週目くらいの話だ。
今これを読んでいて、休職を考えてる人がいたらぜひ伝えたい。
休職の手続きにも体力がいる。
頭がまったく働かない・読んだり書いたりの気力すらわかない・外に一歩も出れないという状態になってしまってからでは手続きすら困難だ。
辛うじてでもいいので、会社に返却しないといけないものを自力でコンビニでもなんでも持って発送できるぐらいの体力、病院に行けと言われたら行けるぐらいの体力があるうちに、どうか「休む」という判断を、してほしい。
あなたの体と心のために。
起き上がる意志も削がれてしまってからでは、休むという手段を使えずに辞めるという選択肢か余儀なくされてしまうだろう。
思考もきっと「治すために休む」ではなく「もうダメだから辞める」になってしまうと思う。
もしあなたに、その会社に残りたい理由があるならば、どうか、自分の足で歩けるぐらいの体力があるうちに、「思い切って休む」という選択肢も視野に入れてほしい。
ちなみに私は、私傷病休職という括りなので傷病手当という給付金が受け取れる。
1ヶ月ごとに申請が可能だそうだが、4ヶ月休んだ10月現在でもまだ受け取っていない。
理由は、こんなに長く休むと思わなかったから。笑
2ヶ月くらいなら復帰してからまとめて申請しよう、と考えていたのだが、思いの外長くなってしまった。
なんとか生活はできているので復職したら手続きをしようと思う。
どうやらこれには会社に記入してもらう書類と医者に記入してもらう書類があるためまとめてできるならまとめての方が手間は少ない。
最初医者は7月末まで様子をみましょうと3週間だけ休職の診断書を発行した。
私はその時に「3週間で何かかわるか・・・?」と疑問に思ったが、1ヶ月ごとに延長しながら様子をみていくとのことだった。
結果から言うと10月現在も休職中で、おそらく11月から復帰できそう、という感じである。
当時は7〜8月の2ヶ月間休んで9月から復帰、くらいの気持ちで休職に入ろうとしていたが、甘かった。
休み始めて自分の体を向き合うと、今まで無茶していた症状がどんどんでてくるのだ。
これはまた別の記事でゆっくりと記すことにする。
休職に入る前の1週間は抗うつ剤の副作用と闘っていた寝たきりの1週間とあまり変わらないぐらい悪い体調だったように思う。
とにかく食べれない、だるいで横になっていた。
精神科には休職の相談には行ったものの、それ以上に辛くて地元の内科を受診したほどだ。状況と体調を説明し、精神安定剤も入ってる胃腸薬を処方してもらった。
「あと多分熱中症もあるかも」と言われ、3年前の夏にも脱水で歩けなくて受診したことを思い出した。
日本の夏は本当に厳しい。
一応その内科の薬で少しずつではあるが、お粥とかは食べれるようになってきた、ぐらいの体調で私の休職生活はスタートした。
次回からは休職中の体調の変化や、
体やこころと向き合って感じたことなどを記事ごとに書いていきます!
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