元気に楽しく生きたい

抗うつ剤なしでパニック障害と闘う生活記録

人に関わりたい日と全員との縁を切りたい日

パニック障害と診断されてから、1ヶ月半、休職をした。
7月の暑い中だったので、最初は外に出ることも気温的に難しく、「休む」に徹底していたと思う。

 

体調が悪くなる前、私は3ヶ月先までびっしり予定が詰まっているようなタイプの人間だった。
そのため、5月後半から抗うつ剤の副作用で体調が急降下してどん底になってからは、カレンダーに入れていた友人たちとの予定もキャンセルせざるを得なかった。

ベッドからも起き上がれないのだ、仕方ない。

8月になって、体調はまだ不安定なので読めないが、静かで落ち着いているところならば人と会えるようになってきた。

 

休職した7月から人に会ったりもしつつ回復している11月現在。

「人に関わりたい日と、全員との縁を切りたい日がある」ことに気づいた。

人と会うことで、話す。
私は喋ることで、ストレスが緩和され、頭が整理されるタイプなので友達を会うことはその時々で刺激になり楽しかった。

しかし、今はそれよりも「体調への不安」が勝ってしまう。

人と関わりたい、メッセージを送ってみようかな?、前にキャンセルになった予定そろそろ大丈夫そうだから会う日決めようと言おうかな?と思う時も多くなってきた。
これは元気になってきている証拠。

その一方で、
場所や時間を決める際に、「午前中は体調が安定しないから昼以降がいいな」とか「夜食事はサプリもたくさん飲まなきゃいけないし家がいいな」とか、「まだ人が多いお店に行くには聴覚過敏が心配かも」とか「電車でこの距離だと少し遠いかな、乗れるかな」など不安は尽きなかった。

 

自分が不安が大きいから、なるべく広くて開放感があり、家から遠すぎずに混雑してなさそうなお店を探そう!そう思っても、調べる気力も湧かないという矛盾。
今までの自分と違いすぎて自分でも悲しくなっていた。

 

こんなことが続き、一気に人と関わる気がなくなってきてしまう日が多々あった。

連絡が来ても、LINEを開きたくない日も多かった。
LINE自体を消してしまおうか?友達全員削除しようか?と全員と縁を切りたくなった日も少なくはない。

9月くらいからは電車の不安が消えたことにより、少しずつ出かけることができるようになってはきたが。


そして、自分から連絡しているならまだしも、友達や知り合いから連絡が来ることも多い。
そして今の自分の状況を知らない人からもタイミング悪く連絡が来る。

説明するのもめんどくさい、心配をかけるだけ。
全てを言わず休んでいることだけいうと、心配してくれている中でも自分がわかっていることを改めて言われる。(真面目だから追い込んでしまったんだろうね、等)

 

親戚に至ってもそうだった。
叔父や祖母、祖父、家が近いので平日顔を出す機会が増えた。
それ自体はいいことだろう。
大人になってから近いのに滅多に行けてなかったのだから。

 

しかし、会うたびに「体調はどう?」と聞かれる。
数ヶ月空いていたならまだしも、数日程度でも毎回聞かれる。

風邪と違って治ったというメーターがない。
自分が一番自分に不安で、毎日毎日些細な変化に気づいては改善・休みを重ねている。
数日で何も変わらないし、元気になったよなんていうのも嘘になる。
自分でも答えがわからないので聞かないでほしいと思ってしまうことが多かった。
(もちろん久しぶりの人はそれなりに答えることはできるが)


説明してもうつ病パニック障害についてピンとくる世代ではなかったのもあり、食べれなくて試行錯誤している私に向かって「ごはんは食べなきゃダメよ」なんて言ってくる。

そんなことは言われなくてもわかっている。
食べれたらこうなっていない。食べれないから苦しんでいるのに。

 

そんな思いが込み上げてきて、会いたくないと思ってしまうことも多かった。

もちろん祖母が全て理解して言ってないこともわかってる。
ただただ、孫の私が心配で言ってくれてることもわかってる。


しかしメンタルがやられてる人間にとって、健康な人に生活習慣の正論を言われることが一番堪えるということも学んだ。

 

性格や体質は人それぞれ違う。
わかっていてもできないことはあるし、そうした方がいいと思っててもできないことだってあるのだ。

思えば小さい頃からいろんな人に「痩せすぎじゃない?もっと食べないと」「肉食べないとダメだよ」とよく言われていた。

自分にとってはお腹いっぱいまで食べていたって太れない。
そもそも食べることが好きじゃないし太ると言われているもの(油や砂糖)が好きじゃないため、オーバーカロリーを1日に摂取することが難しい。そのため物理的に体重が増えない。

健康診断の体重だってAだったことは一度もない。

私にとって「痩せてるね」と言われるのは全く褒め言葉じゃなかった。
太っているのを気にしている人に「太ってるね」と言っているのと同じ。

でも大多数の人が「食べることが好き」で「食に幸せを感じることができる」し、そのため「痩せたいと思う人が多い」のは事実だ。

私は少数派で嫌味でもなく本当に痩せるのが怖い。
食べれなくなる恐怖が3年前のパニック障害から引き継がれているから。低血糖の症状もつらい。だから太れるもんなら太りたい。そう思っている。

 

しかし事実上私は少数派なので、ダイエット食品のテレビCMも料理番組もダイエット特集も全く共感できないし、試そうとも思わない。
それと同じで、逆の立場の人は私のような食べることが好きではない人間のことが理解できなくても仕方ないと思う。

しかし、世の中にはいろんな悩みが存在しているので、「価値観や体質は人それぞれ違う」ということを常に思い出して生きたいなと思った。

 

人に執着することがよくないと聞いた。

だから私は、
友達との予定をキャンセルしてしまった、その人に迷惑をかけてしまう、埋め合わせをそろそろしないといけないよな、まだかなって思ってないかな、と考えてしまい、ずーーーっと頭の片隅にその考えを置いておく癖をやめて、「元気になったら声かけよう!」てスパッと一旦忘れることをしようと思う。

人に言われた引っかかる言葉(もっと食べないととか、こうした方がいいよとか)も、なんでこの人はこう言ったんだろう?とかこうした方がいいよってあの人の場合はこうだから私と違うじゃん・・・とモヤモヤ考えてしまうところ、その場では返事をしても綺麗さっぱり忘れられるようになりたいと思った。

記憶力が強すぎて昔のこともいつまでも引きずってしまうので、意図的に忘れるってことが難しくはあるのだが。笑

 

全てにおいて難しく考えないで、気楽に生きたいと思う。

 

それでも人に話を聞いてほしい時や人といることで楽しいを共有もできるので、やっぱり不安がなくなってきた今は、人と関わりたいと思う。

 

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